1980年代、携帯電話が発売された当初は「どこでも電話をかけれる」という行為が驚きの行為でした。
それから40年がたった今、私たちの手にはスマートフォンという小型の携帯電話があり暮らしの利便性が向上しています。
今後、私たちの未来には想像を超えた世界が広がっているでしょう。
そんな世界がすぐそこにきているのです。
今回は少し先の未来で実現しているであろう5Gが切り開く未来を紹介していきます。
想像するだけでワクワクが止まらないです!
5Gとはどんなものなの?
現在、スマートフォンで使われている無線通信システムは第4世代通信システムと呼ばれる「4G」と略記されたものです。
そして、今後の無線通信システムは「5G」に移り変わります。
もう間近になってきている5Gサービスですが、多くの可能性を持つ無線通信システムです。
そんな5Gについての最低限の基礎知識を説明していきます。
5Gの特徴
5Gの特徴は次の三点を抑えておけば大丈夫です。
- 高速・大容量
- 低遅延
- 多接続
この3点が目玉になります。
4Gと比べてみると次のような感じです。
- 通信速度→100倍
- 通信容量→1000倍
- 同時接続数→100倍
- 遅延時間→1/10倍
数字だけだとイメージしずらいと思うので例をあげてみます。
①スマホでアプリや動画をDLするのに1秒もかかりません。
②通信容量が大きくなれば、スペック不足で困ることはなくなります。
③多接続によって1㎢あたり100万代の機器を接続できます。
④低遅延は自動運転やロボットの制御を正確に操作することができます。
以上の点から5Gは従来のモバイル通信規格をはるかに凌ぐものなのです。
この5Gの仕組みを詳しく知りたい方は、こちらの記事を覗いてみてください!
IoT化が急速な普及を見せます
IoTがここ数年で急速な普及を見せています。
その背景にあるのが5Gです。
まずはIoTって結局何なのかを簡単に説明していきます。
IoTって結局なに?
IoTは英語でInternet of Thingsと呼ばれる「モノのインターネット」というものです。
ざっくりいうと身の回りがネットに繋がることを言います。
例えばスマートフォンや各種センサー、スマートメータ、電化製品、自転車がネットに繋がる感じです。
現在普及しているものがAlexaを使ったスマート照明やスマートリモコン、スマートプラグのようなものですね。
これは自宅のIoT化が進んでいる証拠です。
そして5Gが導入されれば様々なものがIoT化します。
データの領域が広がることでリアルタイムの情報を活かすことができ、多くのデータを収集することができます。
それらのデータをAIが学習することで検知・操作に役立ちます。
2020年には400億のモノがIoT化すると言われているほど、急速な発展を遂げているのです。
5Gがもたらす未来
5Gが大活躍する予定なのが2020年の東京オリンピックです。
その時までにはVRを使ったリアルタイム競技観戦を予定しています。
それは会場にいなくてもそこにいるような体験ができ、リアルな興奮を味わえるでしょう。
高画像度で遅延がなく観戦でき、選手目線の景色が観れるかもしれません。
そんな5Gが導入された未来に飛び込んでみようと思います。
リアルタイムで競技観戦
まずは先ほども挙げたVRを用いた競技観戦についてです。
高画像度で遅延がないおかげでVR酔いが軽減されています。
スマホやカメラだけでなく、選手やボールの状態を図れれば多くのデータを瞬時に見れるようになるでしょう。
また高画質の4K・8Kが当たり前になり、多視点で情報が入ってくるようになるかもしれません。
その頃にはテレビで観戦することはないかもしれませんね!
その他にも数万人規模のイベントやスポーツ観戦などをその場で見ているような体験ができるでしょう。
遠隔操作が実用的になる
遠隔操作が可能になると、遠隔運転・操作や遠隔手術が可能になります。
例えば、遠隔運転・操作で自宅からショベルカーを操作ができ、1人の建設機械操縦者がいれば建設現場を掛け持ちができます。
移動が入らないのはもちろん、災害時に活躍しやすくなります。
その他にも人が入れない場所にロボットが代わりに行くこともできます。
遠隔手術では精密機械連動が可能になり、低遅延であるため遠隔操作が可能です。
世界の名医が手術をすることで、多くの人が高水準の医療が受けられるようになります。
事故ゼロ・渋滞ゼロの社会
今後、自動運転が普及するでしょう。
自動運転は人が運転時にする認知・判断・操作をAIにやってもらうことになります。
そして前方のカメラによって適切な距離と速度を保ち、危険察知などの全てをAIが学習して動きます。
そして5Gによるリアルタイムで車同士の通信が可能になり、状況に応じて減速や車線変更などもできるようになります。
最終的には渋滞をなくし、快適な移動ができるでしょう。
このことから通勤方法が変わることが予想されます。
車に乗っている間はプライベート空間ができ、満員電車に乗る人が減るでしょう。
VR・MRを組み合わせた擬似体験
VRの臨場感が高まることで擬似体験が多くの場面で活用されていくでしょう。
例えば人の動きを感知できるモノを身につけ、全方向に無限に移動できる機器を使えば旅行やゲームの世界で走ったりもできます。
そしてVRがもう一つの世界になり、新しい仕事が生まれるでしょう。
MRと組み合わせれば街中で映画の世界が広がっているかもしれません。
そして、AR・VR両用の装着したまま視覚を確保できる機器が出来上がれば街中でスマホを覗き込む人が減り、その代わりにAR・VRゴーグルをつける人が増えます。
家の中にいながら観光地に行ったり、学校に行ったりもできるでしょう。
これらも5Gの恩恵によるものです。
IoT技術が日常に組み込まれる
IoT技術が生活に組み込まれ始めると私たちの暮らしは激変します。
部屋の家電がネットワークに繋がる「スマート家電」に変わり、全ての家電を声やスマートリモコンで操作するようになります。
現在、「家庭内のエネルギー管理ができるシステム」が出来上がり、全てが自動で管理できるシステムがあります。
その他にもIoT技術は実用化されているものがあります。
気になる方は覗いてみてください!
まとめ
今回は5Gが導入された未来を紹介してみました。
5GによってIoT化が進めば私たちの暮らしを快適にしてくれるだけでなく、様々な場所で役に立つでしょう。
5Gの商用サービスは2020年からです。
間近に迫ってきている5Gサービスは人々の暮らしを激変させるものになるでしょう。
私は楽しみでワクワクしています。
では・・・